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WBC優勝!から思うこと by管理者の独り言( ´艸`)

2023年3月22日は管理者がコロナに罹患して3日目…。自宅で隔離中にWBCを観ながら現場への指示出しをしている中(現場のスタッフさん申し訳ありません(´;ω;`)、決勝戦を観ながら感じたことがあります。野球一筋だった私は、優勝した瞬間は目頭が熱くなりました。アメリカとは個々の力ではやはり少し劣る日本の選手。しかし、野球で勝つための必須要件は個々の力よりも、個々の持ち得るパフォーマンスが最大限発揮できるようなチームかどうかだと思う。日本チームは圧倒的にそれが出来るチームだった!!

やはり、何事もチームでのパフォーマンスを発揮する場合には絶対に欠かせない「何のために・何を目指すのか」という目的と目標が明確であることだと思う。今回の目的は「日本の野球発展のために!」という事だったかもしれない。そしてそのためには「世界一奪還!」という明確な目標があり、その目標を達成するためには「勝つ」ことが必要で、このチームで勝つために個々が何を求められ、どのような役割があり、何をすべきか。という個々の持っている力(エンパワーメント)をまずは仲間同士で認識し合い、認め合い、それに伴い必要な練習を行う。そうする事で、自然とチーム内でのコミュニケーションや連携が生まれてくる。それがマッチングすることで、チームとしての力が最大限発揮され、力が勝る相手にも勝つことができるのだろうと思う。

これは、野球に限らず私たちの仕事も一緒。何事も目的をきちんと持つこと。私たちのチームは「何のためにやるのか」をきちんと持っていなければ、いくら個々で力がある人間を集めても、チームとして不完全なパフォーマンスしか出せない。逆に言えば、目的や目標がきちんと共有されていれば、個々の力に関係なくカバーし合える強力なチームが自然と出来てくるだろう。

例えて言うならば、目的と目標を明確に掲げ、これから向かうべき道筋を見ながら鼓舞するのが法人で言えば理事長であり、事業所で言えば管理者(野球で言えば監督)。その目標を達成するために何が必要で、どう具体的に機能させていくのかを実施していくのが法人で言えば管理者、事業所で言えばサビ管や主任(野球で言えばコーチ)、これを理解して現場において最高のパフォーマンスを発揮するのが現場のスタッフ(野球で言えば選手)となるのではないか。そして、そのパフォーマンスを発揮した現場スタッフの先にスポットライトを浴びるべき利用者の人生がある。その構図を忘れてはならないと思う。

最も良くないのが、「何のためにやるのか」が分からないまま(明確ではないまま)、「こうするべきだ」とか「こうやりなさい」とか評論家じみたやり方ばかりが蔓延っているチームや目の前の事ばかりに追われているチームは、個々のモチベーションはまったく上がらず、やらされている感に浸りパフォーマンスを発揮できず、試合には勝てない。私たちの仕事でいえば、利用者の幸せには繋がらない。

私たちの仕事はチームワークを欠かすことができない。しかし、「何のためにやるのか」という目的をきちんと共有できているのか?それをマネジメントできているのか?と私自身に問わなければならない。それを改めて職員で共有し、職員個々のパフォーマンスが発揮できるような環境を整えていかなければ!と優勝したシーンを観て心に思うのでした。by野呂

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